最近アサヒが「スマドリ(スマートドリンキング)」というコンセプトを打ち出しているのをご存じでしょうか?
誰でも賢くお酒を適量飲めるような環境を作る、といった意味を持つこのスマドリを普及させるために、アサヒは「ビアリー」という0.5%アルコール入りの微アル飲料を発売して話題になりました。
そしてこのたび、第2弾として微アルハイボールである「ハイボリー」を発売開始しています!
ハイボリーはビアリー以上に凝っていて、もしかしたら「ビアリーよりこちらのほうが好みかも・・・」という方がたくさん出てくるかもしれません。
今回は2種類あるハイボリーを両方購入してきたので、今後スマドリがどうなっていくかの考察も含めて味の感想をご紹介していきますね!
アルコール度数違いの2種類が選べる!ハイボリーの基本情報
ハイボリーはビアリーに続く第2弾の微アル飲料として、アサヒが販売しているハイボール飲料です。
通常ハイボールというと、
・ジムビーム
・トリスハイボール
といったサントリー販売の製品を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか(違ったらごめんなさい 笑)?
アサヒのハイボール飲料というと珍しい感じがするのですが、斬新なのが
・0.5%
・3%
という2つの度数を販売していること。
どちらも今までのハイボールではなかったような低い度数です!
個人的にはハイボールというと「7度や9度の、度数がそれなりに高いお酒」をイメージします。
トリスハイボールの缶シリーズなんか7度が平均ですからね。
特に0.5%のほうは、ほとんどアルコールが入っていないのに上手くハイボールの華やかさを出せているのかが気になります・・・
こだわっている点の1つは、「ニッカウヰスキー社」が製造に協力しているところ。
同社のブレンダー部門が厳選した原酒を使用しながら、ハイボール特有の華やかな香りややわらかい味わいを実現しているとのこと。
・モルト原酒
・グレーン原酒
という2つのお酒を上手くブレンドしながら、気軽に飲めながら上質なハイボールの風味を感じられるようになっています!
ちなみに
0.5%の成分
・原材料:砂糖類、ウイスキー(国内製造、英国製造)、食塩/炭酸、香料ほか
・エネルギー:8キロカロリー
・糖質:1.3グラム
3%の成分
・原材料:ウイスキー(国内製造)、食物繊維、食塩、糖類/炭酸、香料ほか
・エネルギー:23キロカロリー
・糖質:0.3グラム
となっています(いずれも100ml基準)。
糖質が少々ある以外は、カロリーも抑えめですし気軽に飲めそうな印象です。
また2つを比較してみると、0.5%より3%のほうが糖質が低いなど、度数以外にも配合面で違いが出ているのが分かりますね!
正直ビアリーよりも本格的!0.5%と3%で風味が違うので好みで選ぼう
今回ハイボリーの0.5%と3%、両方購入してきました。
ですからどちらを買えばよいのか迷っている方は今からの感想をぜひ参考にしてみてください・・・!
まずは0.5%から。
見た目は金色系で、通常のハイボールとそう変わらない・・・
・・・
おおっ、!
これは本格的。
毎日ハイボール飲んでいない、たとえば週に1日とかハイボールを飲んでいる層には本物のハイボールと見分けがつかないのでは・・・!
最初に炭酸を感じた後すぐに樽のよい香りが。
余韻はシンプルでくせがなく、ハイボール初心者でも飲みやすいかもしれない。
新しいハイボールといって飲ませたら騙されるかも・・・!
※0.5%度数のハイボリーは清涼飲料水扱いです
お次は3%。
こちらも見た目は従来のハイボールと違いはなさそう・・・
・・・
おおっ!
こちらはよりハイボールに近い。
アルコールのコク?といった風味はそのままに、華やかなリラックスできる香りは0.5%以上にただよう。
余韻は上品で女性が好きそう?な後味でした。
3%度数の競合にはサントリーの「ほろよい」シリーズがありますが、ほろよいはどちらかというとソフトドリンクテイストのお酒です。
ハイボリーはほろよいと上手く差別化できていると思いますよ!
正直どちらの度数もおいしい。
後は好みで選んでください!としか言いようがないな・・・笑
たとえば
・ハイボールがたくさん飲めない方は0.5%
・他のお酒といっしょにハイボールをきちんと飲みたい方は3%
としたらいかがでしょうか?
甘さは抑えめなので、いろんな料理に合わせられますね。
肉料理といっしょだと赤ワイン的に合わせられると思います。
値段には注意!スマドリには課題もありそう・・・
アサヒのスマドリ、面白い取り組みだと思うのですが気になる点がいくつか。
・価格面でなぜビールと競合するようにしてしまったのか
・上手くターゲット層へ普及するのか
まず価格面では、ビアリー含めて微アル製品が200円前後という点がネックになっている。
競合になりそうなノンアル製品はセールで買えば100円前後で買えるのに、微アルはそれが難しい。
ビールと同じ値段でアルコールが少ししか入っていない飲料を、果たしてユーザーは選んで購入するのか・・・?
それと微アルは「お酒を飲まない若い層」といったターゲットに対して、「ノンアルより高いし、通常のお酒のほうが風味はよい」という中途半端感を持たれないか。
・安くて休肝日にも飲めるノンアル
・酔えてアルコールを強く感じられるお酒
という2つの間に今から入る込めるのか?はアサヒの手腕にもよるかと。
これからのスマドリ製品にも注目しておきましょう!
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