もう日本酒選びに困らない!大人なら知っておきたいお酒の教養

日本酒には、たくさんの種類があります。銘柄だけでなく、「純米酒」や「本醸造酒」、「吟醸」や「大吟醸」といった分類もあります。少しややこしいですよね…。

しかし、せっかく日本酒を楽しむなら、言葉の意味を知った上で選びたいところ。大人なら教養として知っておいて損はありません。知っている人が少ないので、日本酒の通として一目置かれるかも?

この記事では、

純米酒と本醸造酒の違い

吟醸と大吟醸の違い

精米歩合が高い方が美味しいのか

についてお伝えします。 日本酒をより楽しむことができるようにわかりやすく解説しますので、ぜひ最後までお読みください。

純米酒と本醸造酒の違い

最初に、純米酒と醸造酒の違いについて紹介します。2つの違いは、醸造アルコールが入っているかどうかです。醸造アルコールは、サトウキビが原料のアルコールのことを指します。これが入っているかどうかで、お酒の呼び方も味わいも変わるんですよ。

米と米麹、水からできる純米酒

純米酒は、米と米麹、水からできます。お米のうま味や甘さ、香りを感じられるのが特徴です。風味がしっかりとしているので、お酒そのものを楽しみたいときに飲んでみましょう。

日本酒の種類によって、飲むときに適した温度が異なりますが、常温やぬる燗をおすすめします。香りが豊かな純米酒を温め過ぎると、クドくなってしまい、冷やしすぎると、風味が薄れてしまうためです。

本醸造酒は醸造アルコールが添加されている

純米酒の原料に、米の総重量の10%以内の醸造アルコールが追加されているものが、本醸造酒です。サトウキビが原料である醸造アルコールは、蒸留したものなので、香りがなく、すっきりとしています。

本醸造酒はキリッとした辛口で、料理の味を邪魔しないので、お料理と一緒に楽しむのがおすすめです。

吟醸と大吟醸の違い

次に、吟醸と大吟醸の違いについて解説します。これを理解するには、吟醸造りと精米歩合について知っておかないといけないので、簡単にお伝えしますね。

吟醸造りとは、米を10度前後の低温で1ヶ月近い時間をかけて発酵させる製法です。10度前後の温度をキープし続けることで、吟醸香と呼ばれる華やかな香りが生まれます。

精米歩合とは、米をどれくらい磨いたかです。「磨く」と表現することが多いのですが、実際は削りとっていると言った方がイメージしやすいかもしれません。

吟醸や大吟醸と表記されているお酒は、どちらも吟醸造りで、米の削り具合によって名前が区別されます。

吟醸は精米歩合60%以下

吟醸は、精米歩合60%以下のお酒を指します。これは、玄米を40%削ったという意味です。玄米の外側に近い部分には、たんぱく質や脂質などが豊富に含まれています。これらはうま味を生み出しますが、雑味の元にもなってしまうんです。

玄米を60%以下の状態まで磨くことで、雑味をなくし、フルーティーですっきりとした味わいになります。

大吟醸は精米歩合50%以下

大吟醸は、玄米を半分以下まで磨いた米を使用しています。吟醸よりも米を多く削っているだけあって、より澄んでいて、華やかな香りのお酒になります。

米をたくさん削る分、吟醸よりもお値段は高め。米は、すぐに割れてしまうので、磨く技術が必要です。そのため、一般的には大吟醸の方が吟醸よりも高級と言われています。

精米歩合が高い方が美味しいのか

最後に精米歩合の高い方が美味しいのかについて、私の考えをお伝えします。「精米歩合が高い」とは、米を多く削っているということですが、私は削るほど美味しいとは限らないと考えます。澄んだ味わいのお酒にするために精米しているわけですが、雑味とともに米特有のうま味や風味を削っていることにもなります。

すっきりとしていて上品なお酒が好みの方は大吟醸、しっかりとしたお酒の旨味を楽しみたい方は吟醸をおすすめします。実際は、そんな簡単なものではなく、銘柄によっても味わいや香りが異なるので、お酒選びの1つの基準として考えてください。

まとめ

この記事では、日本酒の基礎的な内容をお伝えしました。これを知っておけば、値段だけを頼りにしてお酒を選ぶことがなくなるので、より日本酒を楽しむことができるでしょう。

まず、純米酒と本醸造酒の違いについてお伝えしました。純米酒は米と米麹、水からできたお酒でした。それに対して本醸造酒は、醸造アルコールを添加したものでしたね。

次に、吟醸と大吟醸について解説しました。どちらも吟醸造りで、精米歩合によって名前が区別されています。精米歩合が60%以下のものが吟醸、50%以下のものが大吟醸です。 分類ごとの解説をしていく中で、呼び方によってどのような味わいのお酒に仕上がるかもお伝えしました。これで、純米酒や本醸造酒、吟醸や大吟醸という呼び方から、どのような特徴のあるお酒か予想することができます。ぜひ、お酒選びの参考にしてみてくださいね。

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